ちょっとしたITスキル・アイデアの活用でも大きな効果

● 無駄を省いて全体の効率化を目指すために
会社内で使用する数字資料の作成や提出。
実は、「表・グラフなど、どのような表現形式を求めているか?」「今回の関係者に見やすくするには?」のような、
あまり本質的ではない主観的な部分にこそ、説明・検討・確認に手間や時間が費やされがち。
プログラム処理が必要なビッグデータ集計、データベースや表などへの蓄積・記録までを若手に任せ、 表計算ソフトを使ってグラフ化したり、平均・合計などの簡単な加工、計算式を使った今後の予想などは、 さまざまな分析ノウハウを駆使しながらトライ&エラーでベテランが自ら取り組む、、、のような分担ができたら、 余計なコミュニケーションが減って、全体として、生産性が向上しそうです。

● ITツール活用で脱属人化・見える化を目指すために
作業マニュアル、業務フロー図や各種の手順書などはデジタル化されていることが多くなりましたが、 判断・判定基準のようなものは「誰かの頭の中」のみに存在し、アウトプット・共有されていないことってありませんか?
ベテランや上長が主観で判断せざるを得ない部分があるとしても、 その時々でのチェックポイントやどのようなフィードバックをしたかなど、 アウトプットして纏め、共有しておけたら、後続の作業者の参考資料にもなるし、 担当者が変わる度に同じことを説明する・される非効率も減らせます。
こういうことって、業務ノウハウを持つベテランや上長でなければ出来ませんよね?

● 確実な技術伝承で会社のノウハウを維持するために
同じ材料・同じ工作機械を使用したとしても、作業者の経験・ノウハウにより完成度が異なり、 それこそが競合他社が簡単に真似の出来ない自社の重要ノウハウ。
情報の劣化が起こりづらく、格納・蓄積が容易であることが、デジタル情報のメリット。
工事現場や工場などの現場作業に従事しながらパソコンを開いて、マニュアル文章を作ることは難しいけれど、
作業の様子を動画に録画しながら、動作に合わせて要点や注意点を喋って音声で記録に残すということなら、
さほど負担を増やさずに実現が可能。
そのデータ、何年後かにAR(拡張現実)化して後輩が活用しているかもしれません。