エクセルの便利スキル【第1回】曜日・和暦の書式設定

エクセル(Excel)の便利な小技

よく使う機能、よく使う関数を少しだけ深掘りして解説!

インターネット検索で、例えば「エクセル 便利」のようなキーワードで検索すると、多くの解説記事ページを見つけることができます。そのようなことからも、ビジネスを中心とした多くの仕事現場でエクセルが利用されていることが分かります。
「もっと楽にできないのかな?」といった悩みの解決、「え、そんな機能があったんだ!」という新たな気付き、そのような機会となるよう、今回から数回に分け、「意外と使われていない、知られていない」かもしれないエクセル機能の情報をお伝えしていきます。

●第1回:曜日・和暦の書式設定
●第2回:weekday関数で曜日表示
●第3回:条件付き書式でセル色変更
○第4回:月や年単位の日付足し算
○第5回:月初・月末日付の処理
○第6回:日付や時間の足し算・引き算

目次

第1回:曜日、和暦の表示(書式設定)

セル単位で細かな設定が可能な書式設定機能は、表示形式や文字の配置、フォントや罫線等、さまざまな「見た目」を整えてくれる機能です。数値データにカンマをつけて表示したり、日付データを特定のフォーマットに変換することができたりと、ある程度の「見た目」のパターンが既に用意されているのも、嬉しい機能です。

けれど、自動的な書式設定の機能を使わなくても、「2022年6月13日」「1,500,000円」のようにすべての文字を手で入力しても、資料としては完成してしまうため、フル活用されていない機能の一つかもしれません。記入用に用意されているエクセルの雛形(テンプレート)にも、日付の記入欄が「  年  月  日」のように、「空白欄に自分で数字を埋めてね」という形が多く見られますよね。

スペース消して、数字を埋めて・・・、面倒ということもありますし、存在しない日付を入力してもミスに気付けず、入力する人によって「05日」「5日」「5日」(全角文字)のようなバラつきが出たり、実は、データを収集する側にとっても、『仕事量が増える』(目視での確認内容が増える)大きな原因の一つです。

上記のような状況の改善を期待し、今回は、次のような便利技を紹介していきます。

  • 入力した日付を基に、曜日や和暦(元号)表示する。
  • 曜日や和暦(元号)表示にかっこ「( )」や「末日」等の文字を一緒に表示する。

書式設定①:曜日形式の表示

日付の表示方法は、場面や資料によって実に様々。日付の情報には「年」「月」「日」「曜日」「元号」等が含まれます。その中のどれか、またはすべてを表示させるにはセルの書式設定機能を活用します。ここでは「曜日」「和暦(元号表示)」を例に挙げます。

曜日の表示

上図ではB6セルに日付(02/01)が、そしてC6セルには数式「=B6」が設定されていて、B6セルと同じ日付が表示されるはずなのですが、C6セルには曜日(火)の表示がされています。このようなケース、「えっと、2/1は何曜日だっけ?」とか考えながら、日付と曜日を別々に入力していませんか?

このような場合に効果を発揮するのが書式設定機能

曜日(日~土)の文字を表示するには、「セルの書式設定 > ユーザー定義」にて「aaa」と設定します。

セルの書式設定 > ユーザー定義

曜日の表示形式にも数パターンが用意されていて、「aaaa」と設定すれば「火曜日」、「dddd」と設定すれば「Tuesday」と表示することもできます。

書式設定の曜日一覧

日付と組み合わせることもできるので、もし、『2022年6月13日(月)』のような表示をするためには、セルの書式設定として『yyyy年m月d日(aaa)』のように設定すれば、日付と曜日を個別に入力する必要もありません。

便利だと思いませんか?

書式設定②:和暦の表示

「えっと、平成25年は西暦…、何年だっけ?」も、エクセルの書式設定機能を使って解消できそうです。

和暦の表示は「セルの書式設定 > ユーザー定義」にて「ge」と設定します。
曜日の表示書式でもさまざまな例を紹介しましたが、和暦についても、数種類の指定が可能で、「gge」と設定すれば「令4」、「ggge」と設定すれば「令和4」と表示することができます。

書式設定の和暦一覧

書式設定③:TEXT関数を使用した複雑な表示

曜日や和暦表示と一緒に文字を表示するにはTEXT関数を使用します。TEXT関数では「どの値(データ)」を「どの表示形式」(表示形式は、セルの書式設定機能と同じなので、別々に覚える・調べる必要はありません。)で表示するかを設定できます。

  • TEXT関数の書式
    • =TEXT(値,表示形式)

表示形式はダブルクオーテーション「”」(エクセルに入力するのは、半角記号のダブルクオーテーションです。)で囲んで入力します。例えば、曜日にかっこ「()」をつけて表示するのであれば、表示形式には「”(aaa)”」と入力します。

TEXT関数を使用して、曜日にかっこを付けて表示

更に、TEXT関数を使用して、日付データを和暦年月日、かっこ付き曜日の表示は以下のように設定します。

和暦年月日かっこ付き曜日の表示

今回の内容はいかがでしたか?

エクセル(Excel)だけでも様々な処理や操作が可能で、その中でも頻繁に使う機能や関数は絞られるはず。「よく利用する」機能や関数をもう少し詳しく知り、使いこなすことで、今の作業をより早く、より簡単に終わらすことができるようになるといいですよね。


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